大鰐温泉丑湯まつりは伝統に則った温泉祈祷式であり、大鰐温泉サマーフェスティバルの一環として開催されます。

大鰐温泉には建久年間(1190年~1198年)、病にかかり寝込んでいた円智上人が、霊夢に現れた大日如来のお告げにより温泉を発見、その泉効により治癒したという伝説があります。これにちなみ、毎年7月、土用の丑の日の前日に温泉祈祷式が開かれるようになりました。

丑湯まつりの際にはご神体である牛の背に乗った如来様の観音像の入湯を行い、まつりの会場となる大湯会館をはじめ、町の公衆浴場を祈祷してまわります。この日に祈祷された温泉に入ると、一年間無病息災で過ごせると言われています。