名古屋市東区には天王祭が二つあり、出来町と筒井町でそれぞれ行われます。こちらは出来町の天王祭で、大きな山車が三輌巡行します。

鹿子神車、河水車、王義神車で、全て江戸時代に作られた山車が町内を巡ります。鹿子神車と河水車は名古屋市の有形民俗文化財、王義神車の人形囃子は名古屋市の無形民俗文化財に指定されています。

この天王祭は初夏の風物詩となっており、三輌の山車が向かい合い、それぞれの代表者が挨拶を交わした後、からくりの競演や山車の回転を行います。