常盤八幡宮年縄奉納行事は、新しい年の五穀豊穣や家内安全を祈願して、毎年元旦の朝に常盤八幡宮に「年縄(としな)」を奉納する、常盤地区を代表する真冬の勇壮な伝統行事です。

厳冬の中、水で身を清めた締込みまわし姿の男たちが、長さ4.4メートル、幅2.3メートル、重さ400キログラム以上にもなる巨大な年縄や福袋を肩に担ぎ、「サイギ、サイギ、ドウコウサイギ」のかけ声を町内に響かせながら、お囃子とともに常盤八幡宮を目指します。

この常盤地区に伝わる神聖な奉納儀式は、江戸時代の寛文4年(1664年)から続くとされ、約350年以上の歴史を誇ります。