庄川観光祭の中で行われる夜高祭の由来は、各村で田植えの終了を祝う行事でありこの日は子どもから大人・青年たちが夜高行燈(よたかあんどん)をつくって集落を巡り、五穀豊穣・豊年万作を祈念したことに始まります。
昭和27年6月1日、生活習慣や歴史を同じくする東山見村・青島村・雄神村・種田村の四ケ村が合併し、庄川町が誕生。その町制施行一周年を記念して庄川町観光祭が開催されるようになりました。
夜高祭では、武者絵や宝船などの縁起物が描かれた子どもの小・中行燈や大人の大行灯が練りまわされます。
初日には行燈コンクールが開催され、コンクール後には「あわせ」と呼ばれる大行燈同士のぶつかり合いが2日間行われ、最後には庄川支所前で大行燈と若衆が集合し「手締め式」が行われます。
また、祭り1日目には富山県では一番早い時期の「庄川峡花火大会」も同時に開催され、行燈と花火の豪快かつ華麗な景色が彩られ、とても多くの人でにぎわいをみせます。