黒部市布施谷の中陣地区に伝わる伝統行事で、中陣公民館と前川で開催されます。
夕方になると、大人たちの歌や笛、太鼓のお囃子にあわせて子どもたちが中陣集落の背後を流れる大谷川に船を流します。
この船は子どもたちが竹と麦藁で作った小型の船であり、色紙や提灯などで豪華に飾り付けをしたものです。
元々は労働の妨げとなる眠気の精霊や1月からの半年間の罪や穢れなどを船に乗せ、集落外へ追い払う行事だったと考えられ、青森のねぶたと同系統のものと考えられています。
「滑河のネブタ」とともに富山県の貴重な民俗資料で県の無形民俗文化財に指定されています。