中獅子踊りは飯豊町中地区に古くから伝わる獅子踊りです。
昭和51年には無形民俗文化財に指定され、その起源は600から700年前とも言われ、現在の獅子踊りは明治時代に確立した伝統的な踊りです。

毎年8月14日に五穀豊穣と豊年万作を祈願して行われ、沖公民館前、新田公民館前、中西公民館前、中北公民館前、中公民館前の順に各公民館前で踊られます。

前唱、長唱と呼ばれる歌を大人が歌い、それに合わせて獅子役、太鼓役の子供たちが踊ります。メインには輪くぐり、と呼ばれるところがあり、これは本来獣である獅子は火を怖がりますが、怖いものに立ち向かっていく姿を表現しているとされ、雌獅子狂いと言われる踊りは見ごたえがあります。