気多大社の御祭神、「大国主命(おおくにぬしのみこと)」。
かつて大蛇によって荒らされていた能登地方を守るべく、その大蛇を「邑知潟(おうちがた)」にて退治したとされています。
この大国主命に感謝と畏敬の念を表すため、毎年「蛇の目神事」を行っています。

蛇の目に見立てた的を、神職が歩射により射る神事です。
まずは弓矢で射られた蛇の目は、次に槍で刺され、最後に太刀で仕留められます。

これに使用された的紙は、厄除けの力があるとされて大切に保管されます。