宿大乗神楽を含む大乗神楽は、修験道の山伏の手で伝承されてきた獅子神楽のひとつで、手次や踏み足、九字などの修験の呪法をきちんと行う祈祷色の濃い「静」の神楽です。

毎年、年明けに北上市立鬼の館で開催される新春大乗神楽公演で、長時間にわたってさまざまな大乗神楽の上演が行われます。

宿大乗神楽は、和賀大乗神楽、村崎野大乗神楽、上宿大乗神楽、笹間大乗神楽とともに、岩手県の無形民俗文化財に指定されています。