「沼楽」は、北九州市小倉南区に伝わる伝統芸能で、県の無形民俗文化財にも指定されています。江戸時代に農家の飼育馬に悪疫が流行ったため、庄屋と村人が打越の神社に祈願したのが始まりとされ、豊作・防疫を祈願する太鼓踊りとして継承されています。

演舞は杖使いの打ち合いから始まり、12種類の太鼓踊りとなります。初めは輪になって、後からは横隊となって踊ります。幟を背にした鮮やかな衣装で太鼓や鉦の音に合わせて踊る様子は見ごたえがあります。