青井阿蘇神社で毎年夏に開催される「夏越祭」は600年以上続く伝統的な神事です。
夏越祭は夏から秋へとスムーズに季節を交代し、難を避けるという意味で「夏を越す祭り」と言われるようになりました。

この夏越祭で行われる「茅の輪くぐり」では、人形に罪穢れを移すお祓いを行い、設置されている茅の輪を左・右・左と3回くぐった後、無数に取り付けられた御幣を競って取り合います。

茅の輪くぐりで手に入れた御幣を家に持ち帰り神棚や玄関に飾りつけると災難避けのお守りとなります。
また、納められた人形は球磨川祓川の瀬で「形代流し」が行われます。