おしぐらんごは、源平の船いくさが起源と言われる伝統行事です。「漕ぎくらべ」がなまったものが語源と伝わり、笠岡市の無形民俗文化財に指定されています。

紅白二組に分かれ、ふんどし姿の青年が船に乗り込み力漕ぎを競う勇壮な行事です。かつては漁師としての腕が問われ、勝てば大漁・豊作になるという作占い意識が強く、激しい競争を展開していたそうです。

中止された時期もありましたが、現在は笠岡の夏の風物詩としてすっかり定着しています。