節季市は、雪深い新潟県十日町で、毎年1月に行われている市です。
別名「チンコロ市」と呼ばれています。

歴史は古く、江戸時代から始まったと言われています。
雪深い冬の間の副業として、農家の人々が竹や藁などで作った生活用品や民芸品を持ち寄り開かれたのが始まりと言われています。

現在は、毎年1月10日、15日、20日、25日、市内の諏訪町通りで開催され、竹細工・わら細工などの民芸品や、漬物・乾物・お菓子などを売る、約50件ほどの露店が立ち並びます。

その中でも、「チンコロ」と言う縁起物が一番人気で、毎年、チンコロを売る露店の前には長い行列ができあっと言う間に売り切れてしまいます。

チンコロとは、しんこ(米の粉)を原料にして作った細工物で、大きさは大体3cmほど、干支にちなんだものが多く作られます。