鳥海月山両所宮は、1063年源頼義が神恩に報いるため、山形市の宮町に国土安鎮国家泰平の祈願として勧請、創建されました。
境内にある摂社城輪新社は、現存する山形最古の社殿であり、随神殿は、技法、威容共に県内随一と称され、国の有形文化財に指定されています。

ここでは、例年8月1日に例大祭が行われ、神輿渡御では、猛暑の中、「随神会」のメンバーを中心とした担ぎ手達が旧市内北部大半を二基に分かれて氏子区域をまわります。
また、昭和58年から隣接町区の氏子総代達により子供みこしが寄越され、四町区に住む子供たちが神輿を担いで関係町区をリレー式に歩きます。

夜には、地区内を巡った神輿をたたら太鼓が威勢の良い音色で出迎えます。
祭の終盤には、境内に多くの人々が集まって祭りの熱気は最高潮に達し、訪れた人の心も熱くさせます。