市川市にある葛飾八幡宮では、立春後、最初の卯の日に初卯祭を行います。初卯祭ははじめに本殿で宮司の舞が行われます。その後、湯花神事が行われます。湯花神事は四角い形に竹を立て、それをしめ縄で結んだ囲いの中で行われます。

囲いの中には鉄釜があり、お湯が沸かされます。沸騰したお湯の中に宮司が熊笹を入れ、そのお湯を集まった参拝客に振りかけて、無病息災を祈願します。神事が終わった後の笹の小枝を家に持ち帰って祀れば、悪霊を防いでくれるといわれています。