江戸時代から160年以上芝山町の山田地区で続く祭りで、宮司に大根を投げつける奇祭と言われています。

「大根祭り」とも呼ばれるこの祭りは毎年12月14日に開催されますが、1ヶ月前から子供達が「カヤ」を集め、竹でやぐらを組み、その「カヤ」を詰め、小屋を作ります。子どもたちは、宮司等を大宮神社の正面から入るのを阻止するため、小屋に火を放ち、大根を宮司等に投げつけます。
また、この日は村中「鍋かけず」と言い、各家庭のカマドには火を焚かず当番の家に集まり、大根とかぶで作られた「神の食」を食べ、祭事を祝います。

無病息災・火盗難除・五穀豊饒・子孫繁栄の祈願を目的として、また七五三・元服のお祝いの意味も込められた珍しい祭りです。