「八日市場東照宮」は、千葉県匝瑳市に鎮座します徳川家縁の神社です。慶長9年(1614年)徳川家康の鷹がこの地で見つかったことを耳にした日光山の天海僧正が勧請したのが始まりと伝わります。

例大祭では、高張提灯と大榊を先頭に、独特の祭り囃子と「あんりゃぁどした」の掛け声と共に神輿が町内を練り歩きます。屋根に鳳凰を飾り見事な装飾に覆われた重厚な神輿です。八日市場の祭りといえば、大きな担ぎ太鼓とお囃子が特徴です。神輿の渡御にあわせて、砂切・馬鹿囃子・早馬鹿・揉み太鼓などが奏でられますが、中でも揉み太鼓は限りなく早調子になっていく笛と太鼓の早打ちが見事で、この地独特のものです。