毎年旧暦1月6日に開催される石垣島・石垣市八重山全域の墓参り行事です。先祖を思い、一族同門が旧盆のようにお墓の前に集い、重箱を広げて線香・ウチカビ(紙銭)を用意し、三線を奏でてお墓参りをします。正午に合わせて墓前で昼食を取ります。雨天時は仏前で行います。

十六日祭は「あの世の正月」と言われています。琉球王国の時代に、ある家来が正月1日~15は場内で諸行事を済ませ、十六日には故郷の父母への年頭のあいさつのため帰郷したが、両親はすでに亡くなり、墓参りして念頭の辞を墓前で述べたのが始まりとも言われています。