壽稲荷大神大祭が執り行われる喜蔵院は奈良県吉野町にある寺院で、世界文化遺産金峯山寺の子院(塔頭)でもあります。

平安時代の高僧智証大師円珍が大峰山への修行の際、参籠所として庵を結んだのがその起こりと伝わっており、本尊は役行者像、他にも蔵王権現、不動明王像などが祀られています。

大祭は、火難除け、健康、延命にご利益があると言われ、江戸時代前期から喜蔵院の境内に鎮座している稲荷社のお祭りで、山伏の行列や祭典、大護摩供が斎行されます。