奈良県高取町で毎年行われています「ぶるさと夏まつり」のひとつです。高取町は現在はひなびた静かな町ですが、古くは大和国の中心の一つともいわれ、また中世には「日本一の山城」と称された高取城があり大いに賑わいました。創建は不明ですが西暦760年に小嶋神社とみられる表記が文献に残っています。ご祭神は多く、天照大神をはじめ古事記の初期に出現する神々と伝わります。

八朔祭とは旧暦の8月1日のことです。この頃、早稲の穂が実るので農民の間で初穂を恩人などに贈る風習が古くからあったことから「田の実の節句」といわれ、日頃お世話になっている人にその恩を感謝します。