宇都宮市の八坂神社には、江戸時代に江戸の神田明神から習い伝わった出雲流神楽の太々神楽があります。毎年、2月の春祭と11月の秋祭のときに、この神楽の奉納式が行われ、神殿で神楽舞が行われます。

神楽は神の霊力をもって、天災や人災、疫病などから免れたとされ、農作物の豊穣や生産の向上を祈念し、人々が穏やかに暮らせるようにと奉納されています。太々神楽には十数種類の舞があり、奉納式は午前に開幕すると、休憩をはさんで午後まで行われ、自由に拝観することができます。