和歌山県御坊市にある須佐神社では毎年3月10日に「おとう祭」が開催されます。
おとう祭は200年以上須佐神社で行われている伝統的な行事となっています。

また、大蛇退治の伝説が残っている祭りで日高路に春を告げる祭りとして現代まで続けられています。

当日は町内5組のうち1組の子供が「おとう」に選ばれます。おとうは土を踏んではいけないため背負われるなどして祭場に入ります。

そしてお祓いを受けお神酒を頂き、儀式が行われた後神前にて2メートルもある大きなサイズの幣を振って拝みます。

また、1年間の厄除けや豊作祈願のために餅まきも行われ賑わいます。
おとう祭は子供たちの役割が大きい珍しい伝統行事で、地域が一丸となり作り上げる歴史が色濃く残っている祭りとなっています。