紫野鹿踊(むらさきのししおどり)は、毎年4月29日に紫波町赤沢に鎮座する白山神社の例祭での奉納が有名で、赤沢まるごとまつり、紫波町郷土芸能祭などでも披露されます。

この鹿踊の由来は、正徳年間に紫野三右衛門が徳田村の川村仁左衛門の娘と結婚したことに始まり、川村家の周辺で踊られていた徳丹鹿踊を習って伝えたと言われています。

踊り手はシシ八頭と中踊り二人が基本で、鹿は太夫シシ一人、雌シシ一人、狂いシシ一人、平シシ五人の構成です。囃子方は太鼓と笛が付きますが、かつてはささらもあったとのことです。