和船競漕(せいぐろ)は、阿翁浦地区に古来より伝承されている行事で、地域の活性化や豊漁、子どもの健やかな成長を願って毎年「子どもの日」に開催されています。

「和船競漕(せいぐろ)」は動力船がない時代、若者の櫓さばきの鍛錬と、男子の健やかな成長を祈る行事として漁民が始めたという説や、蒙古来襲の際、松浦党が当時の浦(阿翁浦港)から元の軍船に小船を持って夜討ちをかけた時の名残という、諸説あります。

三艘の和船に約10人が乗り込み、湾内に設置した浮標間を一巡する往復300メートルのコースで、浮き標にさした旗を取るタイムを競います。