取り追うまつりは、大里地区に鎮座する神之原八幡宮で毎年12月の最初の卯の日に斎行される神事です。

このお祭りは、南北朝時代に南朝方の武将・菊池武重が戦に敗れて大里の地で再興のために行った火中訓練が始まりとされています。

お祭りは、もち米を蒸した握り飯「御供(ごくう)さん」を巡って、地区の氏子たちが火の粉を散らす攻防戦を展開する激しいもので、松明の火が飛び交う中、攻め手が「御供さん」を奪って終了となります。