毎年1月・5月・9月の15日に行われる「龍昌寺 疝癪封じ」は、体調を崩しやすい年の初めと季節の変わり目に、その厄害を防ぐことを目的に始まりました。現在は、開運・安産・諸病平癒などを祈願する秘法であると捉えられ、当日は多くの参拝者が訪れます。

閑寂で幽邃な雰囲気に包まれた山林に佇む「龍昌寺」は、一対の仁王像が構える山門に加え、県指定文化財に指定された「黒田如水像」、黒田4藩主に仕えた井上周防之房の掛け軸(井上周防像)や墓所など歴史的情緒に溢れています。訪れた際は、お祭りだけでなく境内にもご注目ください。