馬頭観音は、阿蘇地方など畜産が盛んな地域でよく見られる頭上に馬の頭を持った観世音菩薩で、牛馬の守り神として信仰されています。

かつては祭日など、牛馬に飾りを付けて参拝していましたが、残念ながら現在はその風習は失われてしまいました。

しかし、毎年3月10日に開催される馬頭観音祭り(春の大祭)では、畜産関係者が家内安全とともに牛馬用の安全お守りを受けに参拝します。参拝の後には、地元の婦人会の接待があり、小豆ご飯や煮しめなどが振る舞われます。