湧水町吉松の4つの集落に伝わる町の無形民俗文化財、四部落太鼓踊りは陣前、堀之原、市原、松山の4集落の氏子が一緒に成って、1つの太鼓踊りを奉納する郷土芸能です。躍動感あふれる勇壮な舞で五穀豊穣を願います。

400年前から受け継がれる雨乞いの踊りとされていて、太鼓と入れ太鼓、鉦を打ち鳴らし、背負った矢旗を揺らしながら元気よく飛び跳ねます。45分連続して激しく踊るため、踊り切った後には見守った住民から大きな拍手が送られます。夕暮れに響いてくる太鼓と鉦の音は哀愁を帯びて夏の終わりを告げる風物詩となっています。