鹿児島県にある硫黄島では毎年旧暦8月1日から2日間かけて「硫黄島八朔太鼓踊り」が開催されます。
この祭りでは、硫黄権現(熊野神社)に奉納した後、集落の各所を踊って回ります。

左手に鉦を持ち、右手にはキヅチを持って円陣の中で歌いながら踊る歌い手2、3人と、円陣を作り背中に矢旗を背負い、胸には太鼓を持った踊り子が10人ほどいます。

そして何よりもこのお祭りで欠かせないのは仮面神「メンドン」です。
「メンドン」は見物人を追い回しますが、天下御免で誰も逆らうことが許されず、メンの中の人の詮索もしてはいけないそうです。
このメンドンにスッベン木の枝で叩かれると魔が祓われると言われているので、参加の際は祓ってもらうのもいいのではないでしょうか。