狭野神社苗代田祭は、五穀豊穣を祈願して毎年2月に行われます。

これは田遊びの神事で、ベブがハホとも呼ばれています。ベブとは牛を表し、ハホは妊婦さんを表しています。

神社の境内を田んぼとして、牛の作り物を田んぼならしのように引っ張りまわします。

そして種まきの様子をユニークに演じて披露します。

作り物の牛を引っ張る人達は、観客の笑いを誘うように表現します。

この作り物の牛ですが、古文書には1716年に大噴火を起こした新燃岳で木製の牛が焼けてしまったので、後に作り直されたという記載があります。

この神事は300年以上も前から催されていました。