大谷寺南川百万遍祭は、約300年の伝統を持つお祭りで、長さ30メートル以上の大数珠を担いで男衆がひたすら舞堂を回る独特の所作が特徴です。

14世帯30人の南川地区では、担ぎ手不足から一時期お祭りの存続が危ぶまれましたが、役場の男性職員らが加わって、現在は活気が戻りつつあります。

このお祭りは、家内安全や無病息災などさまざまな願いが込められて行われるもので、数珠を舞堂へ格納しようとする者と、それを阻止しようとする者の激しい攻防も見どころとなっています。