さぬき市の多和地区にある大窪寺は、四国八十八か所霊場の88番目の札所。お遍路さんが結願を迎える最後のお寺です。この大窪寺で800年続く行事が柴灯大護摩供養で、春と夏に行われます。境内には大きな護摩壇が組まれます。

大窪寺では護摩木のほかに、四国霊場を回ったお遍路さんの金剛杖や菅笠も一緒に火に入れられます。また、護摩炊きの隣で炊かれる災厄除けのお米も参拝者に配られます。最後は、火渡りです。まだ熱い燃え殻の上を修験者をはじめ、参拝客らが渡って無病息災・家内安全を祈願します。