炎天寺は平安中期に源頼義、義家父子が建てたと伝えられているお寺です。

小林一茶は竹の塚の作家・竹塚東子などとこの寺の周辺を歩き、多くの句を残しました。
昭和37年、それらの句碑を炎天寺の境内に建て、
一茶の命日である11月19日に「一茶まつり」として句会を開いたのが始まりです。

この大会は、小さな動物や子どもの世界をやさしい目で俳句にした一茶の作品が
少年期の情操教育に適するという理由から、子どものための句会として今も毎年行われています。
全国の小中学生から、10万を超える応募が寄せられる句会です。
表彰式には全国の一茶ファン、俳句ファンも集います。

一茶まつりもう一つの名物、奉納蛙相撲は、
小林一茶の詠んだ句、「やせ蛙負けるな一茶これにあり」にちなんで、
細身と小太りの2人が、それぞれ緑色のやせ蛙と茶色の大蛙に扮して相撲を取ります。