投げ松明は、火のついた松明を高さ15メートルほどの木柱に取り付けた燈籠に投げ込むものです。川で亡くなった人の霊を供養するとともに、水の恩恵に感謝し五穀豊穣を祈願します。富士川沿いのいくつかの集落で行われているもので、木島地区で行われるのが木島投げ松明です。

高い場所にある燈籠に松明を命中させるために、投げる人は松明を勢いよく振り回します。夏の夜空に松明が踊り、火の粉が舞い上がり、美しい光景を見せてくれます。