山口県の笠戸島にある深浦では、毎年旧暦の6月17日に「深浦十七夜管弦祭」が開催されます。このお祭りは、海の安全を祈願するために行われている伝統行事で、十七夜祭の夜は、打瀬船に五十数個の提灯を灯して明神様にお参りし、湾内を周回します。

管弦祭とは旧暦6月17日に行われる厳島神社の祭礼行事で、平清盛が始めたとされています。都で行っていた管弦遊びを厳島神社の祓紙を慰める神事として執り行うようになったものです。

現在、厳島明神様の祭られている土地を明神と呼び、笠戸島の深浦西ヶ浴に厳島明神様が祭られています。