県指定の無形民俗文化財である鹿島踊は、神輿渡御の前に行う「出の鹿島(デノカシマ)」と、神輿が神社に戻ってきてから行う「入りの鹿島(イリノカシマ)」で舞われます。
宵宮(前夜祭)と本祭の2日間で3回行われる鹿島踊のうち、ほぼ全員が白丁の衣装を着ているのは「入りの鹿島」の時だけです。
この祭礼でのもう一つの見どころは、寺山神社から地域巡業をする神輿渡御。
寸胴な大神輿は、いわゆる相模型の神輿で、担ぎ手は白い狩衣を特殊な着方をした出で立ちをしており、古い神事の形の名残が残ります。