毎年7月の第4土・日曜日に行われる深谷八坂神社での祭礼です。

八坂神社を祀る深谷地内の5集落が、順番に上当(頭)・下当(頭)を務めます。宵祇園の日の午後、御輿の小浜下りが始まり、その帰途に御輿が藤切り坂にさしかかると下当の若集が土手の上で藤づるを力いっぱい回してこれを遮ります。
上当の者は、薙刀で四苦八苦してこれを切り、次に坂の上にある大魚をナタで切り、御輿がとおることができ藤切りの行事は終了です。
これには幾多の困難を乗り切る意味があり、疫病退散や五穀豊穣、民生安定を祈願する行事です。