潮来祇園祭禮は、天王山に鎮座する素鵞熊野神社の例大祭で、800余年の歴史と伝統がある祭禮です。毎年8月の第1金曜日から日曜日までの3日間かけて行われます。

初日二基の神輿(天王様・権現様)が出御する「御浜下り」で始まります。中日は町内渡御、最終日は還御です。
この祭りに華を添えるのは、3丁目の獅子舞をはじめ総数14台もの山車、その山車に乗った芸座連によって奏でられる潮来ばやしです。
山車のうち3台は県指定文化財、獅子舞と潮来はやしは県指定無形文化財です。圧巻は「のの字回し」や「そろばん曳き」に代表される「曲曳き」で、若蓮と山車、芸座連が一体となった様は必見です。