小稲の虎舞は、毎年中秋の名月前夜、旧暦の8月14日に行われる祭典です。
江戸時代の劇作家近松門左衛門の「国姓爺合戦」の一部を舞にしたもので、大虎を大格闘の末生け捕りにして連れ帰るというストーリーを、勇壮かつ軽妙な虎の舞で表現したものです。
豊作の年は竜も登場して竜虎の舞が行われ、2019年はその竜が出演する珍しい年です。

静岡県指定無形民俗文化財にも指定されており、地元青年たちによる小稲来宮会が伝統を受け継いでいるこの舞、一見の価値ありです。