山の懐に抱かれるように、集落を抜けた奥深い森にある伊勢の森神社で行われる、獅子舞を奉納する春の例祭です。

祭りの起源は、昔に牛馬の疫病を治め平和を祈願するため、伊勢の皇大神宮の分霊を移して社殿を設け、獅子舞を奉納したことが始まりと伝えられています。その後、梯子獅子や曲芸が加えられました。

高さ約10メートルの梯子を組み、谷から谷へと張られた綱の上で、見事な空中芸が演じられる梯子獅子舞は全国的に見てもとても珍しいものです。

「梯子獅子」は、淡路市の無形民俗文化財に指定されています。