毎年5月5日、但馬一の宮として知られる出石神社の伝統行事「幟まわし」が開催されます。

天日槍命の但馬開発にまつわる祭りのひとつで、天日槍が泥水の底にあったこの地方を日和山の瀬戸の岩山を切り開いて干拓に成功し、大きな幟を立てて宮内に帰還した時の道中姿を模したものだと伝えられています。

宮内地区の中学生たちが初節句を迎える男の子がいる家々を回り、門前で丸い輪を描きながら5本の幟を持ち、歌を歌い、竹法螺を吹きながら祝い、健やかな成長と五穀豊穣を願います。