これから始まる田植えの時期に際して、各地では稲作の安全と豊穣を願って「御田植祭」が執り行われます。
姫路市の廣峯神社もその1つ。
毎年4月3日に御田植祭が開催されます。

仮田と呼ばれるかりそめの田んぼが境内に設置されると、それぞれの衣装を着た人々が田植えを行います。
これはのちの4月18日に行われる「祈穀祭」で刈り取られますが、神の力によってこのような短期間で実った穂を本殿に奉納する儀式です。

この地域では、田植えは神の力を借りて行う、生きるための重要な行事の1つなのです。