1712年から続く伝統的な雨乞いの儀式、野田雨乞笠おどり。
かつてより雨は、作物の生育に必要不可欠なものであり、「恵みの雨」としてもありがたがられる存在でした。
雨が少ない年は、住民にとっても雨乞いの儀式にすがるしかないという状況が続いたりもしていたのです。

そんな中生まれた笠おどり。
2人で1組となって、中心に置かれた太鼓を中心に踊ります。
特徴的なのは2人が持っている「つつろ」と呼ばれる短いバチ。
太鼓のいろいろな面をたたくことで、軽快なリズムとさまざまな音を奏でます。

そして笠おどりの所以ともなる、大きい笠を振る点も見せどころ。
数種類に分かれている為、そのそれぞれで違った側面を見ることができます。