福岡県の苅田町では毎年10月の第一日曜日にある神幸祭を最終日として逆算し14日前の日曜日から「苅田山笠」が開催されます。

苅田山笠は県の無形文化財に指定されており、宇原神社の神幸行事の一環として行われます。
宇原神社の神幸祭は「宇原神社縁起」によると1442年から始まったとされており、大正時代に「山笠」になりかき山から現在の山車へと変わったといわれております。

期間中は汐かき、山車組み立て、連歌奉納、灯山、神幸などの一連の関連行事が行われ、神輿が帰路についた後は「突き立て」という激しく山笠同士をぶつけ合う喧嘩山笠が行われます。

九州三大山笠の一つとなっている「苅田山笠」は迫力満点で、楽しみながら文化に触れられる祭りとなっています。