新居浜市の北東部にある新居大島では、毎年成人の日に「とうどおくり」が行われます。

新居大島に新年の訪れを告げる伝統行事で、大島地区内の家庭で飾られた門松やしめ縄等の正月飾りを集めて巨大な「とうど」作ります。
「とうど」は竹を四角すいに組んで周りをササで覆ったもので、高さやく10mあり、扇状に約40本ののぼりが飾り付けられた2基が並べられます。

当日は早朝6時に「とうど」に火を放ち、大きな火柱となって夜明け前の空を焦がします。
焼け残った竹を持ち帰り、火除けにするほか、灰を鏡餅の上に乗せて持ち帰り、その鏡餅を入れたぜんざいを食べると無病息災になるといわれています。