「なろか」は田沢湖の生保内地区に古くから伝わる旧小正月行事です。
冬の田んぼで稲藁に火を付けて振り回し害虫を追い払い、更に果樹に実がなるかならないか問いかけ、実にならない木はナタで切り倒すふりをする…

30年くらい前までは各集落で行われてきた行事ですが、一時期完全になくなるものの、その後に当時の田沢湖町職員らが集まって地域の学校の協力のもと開催にこぎつけました。

イベントでは「しめ飾り」「門松」などが焚き上げられ、その後にそばや揚げパンの振舞いや雪中花火大会、わらたいまつ行進などが行われます。なろかを終えた子ども達は生保内神社で健康、安全、豊作を祈願し、帰りにあめをもらいます。このあめを食べると風邪をひかないと言われています。