明石市にある御崎神社は平安時代のころは格式のある神社のひとつで、山王権現と呼ばれていました。この御崎神社では毎年、市指定無形民俗文化財に指定されている神事の「藤江の的射」が行われます。昔に弓矢で悪霊を退治したという伝説に基づいた神事です。

大前や弓立衆と呼ばれる5人の氏子が30メートル先の的に、21本の矢を射て悪霊を払い地域住民の安全と健康、さらには豊作・豊漁を祈ります。矢を射る場面はとても迫力のある光景となります。