江戸時代以来、佃の地では盆踊りが行われてきました。
この盆踊りは、無縁仏の供養・回向のための行事として今日まで続けられています。

櫓の提灯の下で奏でられる単調な太鼓のリズムと踊り唄にあわせて、行きつ戻りつを繰り返す趣深い踊りに哀愁と無常観が漂ってきます。

佃島の盆踊(東京都指定無形民俗文化財)は、江戸の名残をとどめる貴重な民俗芸能です。