篠木神楽は、滝沢市篠木に鎮座し征夷大将軍坂上田村麻呂公をご祭神とする田村神社の奉納神楽で、岩手県の無形民俗文化財に指定されています。

神社に残る古文書によると、この神楽は安永二年(1773)に神社の神主であった斎藤淡路守が、斎藤家代々に伝わる秘流を伝えたのが始まりとされています。当時は山岳信仰が盛んで、修験者たちが登山前に心身を清めるために舞っていたと考えられています。

毎年7月の田村神社例大祭での奉納の他、各種郷土芸能イベントでも頻繁に上演されています。