高倉彦神社を中心に、奥能登の漁師町・蛸島を練り歩くキリコは、その装飾の多さと豪華さから能登のキリコの中で最も美しいと言われています。ふんだんに使われる金箔と総漆塗り、そして見事な彫り物はまさに動く芸術品。
担ぎ手は、神の遣いとされる猿を模して顔を白塗りにし、「ドテラ」と呼ばれる色鮮やかな衣装を纏います。
キリコがクローズアップされがちな蛸島キリコ祭りですが、2日目に披露される「早船狂言」(県指定無形民族文化財)も見逃せません。新成人を迎える3名の男性による軽妙な演技も、この祭りの名物です。