渡鹿野島で最大の祭り、天王祭。
その歴史は古く、降りかかる災厄から島を守るために行われてきました。
島内を練り歩き、悪いものや悪魔を追い払う目的で行われる神輿の練り歩きは、威勢の良い掛け声とともに祭りの雰囲気を最高潮まで高めます。

21:00頃から打ちあがる花火を背景に、本通りで行われる練り合い。
これは神輿を鎮座させるべく奔走する側と、勢いを止めるべく当たる側の衝突が見物です。
激しくぶつかり合う両者と間近で打ちあがる花火が、夏の世に熱い火花を散らせます。

練り合いが終わって鎮座した神輿は神社に返され、争い合った両者は集ってお供えをし、お参りをします。
渡鹿野が最も熱くなる夜をぜひ体験してみてはいかがでしょうか。